体調わる子の嘘か本当かわからないエントリーについて

体調わる子氏のブログが乗りに乗っている。
最近すっかり話題にならなくなったイケダハヤト氏のブログに代わり、はてなーにとって格好の遊び場になりつつある。
今日などはトピシュの陽子ビーム(釣り認定)を受けるという快挙も成し遂げた。

釣りをする場所というと、発言小町はてな匿名ダイアリーを想像されるかもしれませんが、個人Blogでやられる方もいます。

今回は、はてなブログでは有名なとある釣り師が、爆釣間違いなしのエントリーを書かれていましたので、こちらを釣り解説してみます。

釣り解説"「結婚したくない人」の気持ちがわかりません" - 斗比主閲子の姑日記

ということで、まだ旬のうちに便乗して個人的なウォッチ報告をしてみたい。
そういえばテンプレートがあるようなので、それに従ってみる。

【069】わる子ちゃん
f:id:chuunenh:20131201155526g:image
id: watakochan
メインブログ「体調わる子の毒吐きブログ」(旧名、下痢腹わた子の毒吐きブログ)
全盛期:2013年7月〜現在
危険度:低い

主婦でウェブライターをしながら、アフィリエイト収入で稼ぐために複数のブログを更新中。
はてな界隈で、はてな女子なるカテゴリーが語られることも多いが、その代表例として挙げられることも多い。
2013/8に下痢腹わた子から体調わる子に改名した。
改名の理由は、「食べ物の写真とか載せるときに、「下痢」はさすがにちょっとなーと思ったから
月間PV数は30万程度。

特徴としては、ライター仕事で手馴れた読みやすい文章に合わせ、ナチュラルな煽りエントリーを書くこと。
はてブやコメント欄で読者とのコミュニケーション(釣られたはてな民の一方的な叩き)が活発に行われている。

生活関連のライフハックはてなネタなど幅広いテーマを扱うが、ホットエントリーになるのは主に煽りエントリーが多い。
平凡とは言いがたい過去の体験談や家庭環境について書くこともあり、よくある女子ブログとは一線を画すブロガーである。
これで話の通じない天然であったら少しは躊躇するが、イケハヤ師を手本にして炎上歓迎の態度をとっているため、ナイーブなはてな民も安心してキャンプファイヤーに参加できる。

顔写真も公開している。

watakochanさんのまとめ - NAVERまとめ
http://matome.naver.jp/mymatome/watakochan

私の黒歴史&ダイエットのビフォーアフター画像30枚 - 絶対痩せたい人のためのダイエット情報
http://diet-geinou.hatenablog.com/entry/2013/06/20/%E7%A7%81%E3%81%AE%E9%BB%92%E6%AD%B4%E5%8F%B2%EF%BC%86%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E3%83%93%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%BC%E7%94%BB%E5%83%8F


このブログを初めて見たとき、まだ改名前(下痢腹わた子)だったので、マン臭きつ子に感化されたかのようなお下劣系ハンドルネームに強い違和感を感じた。
その後は炎上を怖れない堂々とした姿勢に感心していた(フィッシャーマンとして)。
あけっぴろげな感じというか、妙に飾るところのない親しみやすさというか、田舎者特有のおおらかさも感じた。

個人的な推測だが、おそらく書くテーマが重要で、文章はさほど力を入れずに書いている気がする。
今回、過去のエントリーを軽く見なおしてみたが、乗っていてノリノリなときがいくつかあって、そういうのは読んでいて楽しい。
最近のものは力の抜けた釣りエントリーが定番になってしまい、ホットエントリー以外は読まなくなった。
代表的なホットエントリーは、以下のようなものがある。

東北に住んでいる頃は、年収400万ってそこそこの年収だと思っていた。 でも、東京に出てからは年収400万はやっぱり少ないと思うようになった。 現在は埼玉に都落ちしているが、なんだかんだでやっぱり東京にまた戻りたい。 「東京在住」っていうステータスがほしいよ。 あと、やっぱり秋葉原には月に2回ぐらい行きたいよ。 今、給与所得者の平均年収は473万円らしい。 2ちゃんでたまに、この女性の写真を見かける。 「(年収)400万円って聞いたらぞっとしてしまって」 これに対し、「ふざけるな」「おまえがいうな」「働け」的なレスはたくさん飛んでいる。 私もそれに便乗して叩いたことがあったかもしれない。 でも…

計算してみたけど、やっぱり年収400万はゾッとする - 体調わる子の毒吐きブログ

昨日書いたブログ、ブコメ大炎上でお腹を壊しました...。 私お腹弱いんで、あまりいじめないで下さい(震)。 トテモ コワイ オモイ シタヨ。 計算してみたけど、やっぱり年収400万はゾッとする - 下痢腹わた子の毒吐きブログ でも、一応謝ります。なんか皆さん怒ってたようですし...。 皆さん、怒らせてしまって、すいまへんでしたッ☆ ということで昨日の続きを書く。 本音を言うと、手取りで年間600万円稼いでくれる男性は魅力的。 だけど現実問題、サラリーマンの平均年収は400万ちょっと。 手取りだと320〜350万ぐらいなのかな? 昨日の記事は手取り400万円で色々計算してみたのだ。 「年収と手…

主婦でも在宅で年間300万稼げる、3つの方法を教えるよ - 体調わる子の毒吐きブログ


まとめると、以下のような特徴がある。

・テンポよく読みやすい文章
・無知を怖がらない堂々とした煽り節
・プライベートな過去を晒す根性
・主婦なのに炎上上等のワイルドさも合わせ持つ

ということで、ブロガーとしてはかなり高いポテンシャルを持っていると思われる。

なにより、プライバシー晒し→ネタ投下→炎上というコンボは強い。
プライバシーを晒しつつ読みやすい文章を書くというのは、人気ブログのポイントだと思う。
コンビニ店長がそうだったし、はてな女子のもう一つの代表格であるえっち系コンビニ女子(ぜんぜんひきこもりじゃない)もそうだ。

ということで、現時点でそれなりの実績があることもあり、人気ブログとして定着すると思う。
ただ、今後もPV数を増加し続けられるポテンシャルがあるかというと、それは難しいだろうと思う。

理由としては、はてな民には受け入れがたい主張をして煽るので、アンチを大量に生んでしまっていることがある。
もう一つはメンタル面に一抹の不安を感じることだ。
あまりにも開放的な点が、良さでもあるが少し行き過ぎているように感じられる。
ブログによると妊娠を望んでいるようだが、子持ちの主婦が炎上上等のブログを運営できるのだろうか?
出産や育児をしながら、現在のスタイルを続けられるのか疑問が残る。
イケハヤ師のレベルまで達することができれば問題ないが、だれもが到達できる地点には思えない。

じつはこの文章を書く本当の動機は、以下のエントリーに注目していたからだ。
極めて個人的なことだが、このエントリーのことがずっと気になっている。

作り話を書いてみる。 今から20年近く前の話。 とわ子は3人家族だった。 田舎の町で、自営業の父と専業主婦の母、そして小学2年生のとわ子。 とわ子の母は元気なときは元気だけれど、泣いていることも多かった。 とわ子はどうして母がいつも泣いているのか、よくわからなかった。 「どうしたの?」と聞いても「なんでもない」「ごめんね」という答えが返ってくるだけだったからだ。 とわ子は母が泣いているのを見るのが辛かった。 でもどうしていいかわからなかった。 いつかの夜、リビングで母が「どうして、どうして」と泣きながら父に言っているのを布団から耳にした。 とわ子は「もしかしてお母さんが泣いているのは、お父さ…

親を自殺で失った子供は、大人になってまともな恋愛が出来るのだろうか - 体調わる子の毒吐きブログ

このエントリーは母親が死んだときの様子を、「作り話を書いてみる」として書かれたもので、事実ともネタともとれる内容になっている。
おそらくネタだとは思うが、もし事実だったとしたらこのような書き方をすることは残念なことだし、書く場所も書き出しの文章も間違えている。
ちなみに、体調わる子氏が幼いころに母親を亡くしていることはブログに頻出しているので、彼女が虚言癖で母親がピンピンしているのでなければ、このエントリーは事実をベースにした創作ということになる。

個人的に「ブログにおけるフィクション」というのが関心事の一つなのだが、一般的にブログにおける作り話は忌避される傾向にある。
それはブログに作り話を書くということが、信頼感を損なう行動に写るからではないかと思う。
経歴詐称やステマはブログにおいて簡単にできることであり、だからこそブログにとって正直であることは重要である。
もしブログに作り話を書くのであれば、思わせぶりな書き出しにすべきではないし、もっと突飛で説明不要なものにしなければならない。
それは、ロシアの大富豪の美少女が百合の三角関係をするくらい突き抜けた内容でなければならない。

ただし、ブログがツールとしてそこにある以上、それをどんな使い方をするのも自由だろう。
もしかしたら「作り話を書いてみる」と前置きしたうえで、人に言えないカミングアウトをするのもアリなのかもしれない。
その真相は書いた本人にしかわからない。
ただリテラシーが高いはてな民は上記エントリーに関してコメントもブックマークも付けず、完全にスルーしている。
そこに少しほっとすると同時に、このエントリーの存在が、彼女のブロガーとしての不安定さを象徴していると感じている。


追記
増田にこんな投稿があったので、顔出ししているのはあまり知られていないらしい。

自画撮り写真を見て、わる子さんへの悪感情は吹き飛んでしまったのだ。

想像していたのと違ったのは、わる子である。

そう、わる子は、色白美女だったのだ。

拙者は武士の子、美女に弱い。

これがブスだったら、拙者もわる子を叩きたいところだが、この麗しい唇でブスなわけがない。

そして、美女を叩けるわけないじゃないか。

というわけで、拙者は今日から体調わる子の毒吐きブログを応援します。

はてブで叩かれても、負けないでください。復活を期待しています。

あと、早く顔出しお願いします。

体調わる子が嫌いだった。

訪問!はてな東京オフィスにいる人達が、想像してたのと違った。 - 体調わる子の毒吐きブログ
引用元 訪問!はてな東京オフィスにいる人達が、想像してたのと違った。 - 体調わる子の毒吐きブログ