自殺報道ガイドラインを啓発するトピシュ氏との対話

前のエントリーに対してトピシュ氏にブコメしていただいたが、内容に納得できずTwitterでツイートしたところ、1時間ほどの対話になった。
こういうものはあまり成果が出ないものだが、やはりトピシュ氏の考えを聞くことができず残念だった。

(ここで話題にしているブコメがすれ違う)

トピシュ氏のエントリー「話題になった自殺を取り上げる際に読んでおきたいWHOの手引き - 斗比主閲子の姑日記」は善意での主張であることは間違いないのだが、それによってブログやSNSがどう対応すべきかというところまでの信念やポリシーはないのだろう。

前のエントリーに詳しく書いたが、私はWHOのガイドラインをブログやSNSに適用するのは難しいと考えている。
そう簡単にルールや規制すべきラインを決められるものではないので、トピシュ氏も私のブログに抗議はしていないという態度を貫いたのだろう。
この問題は今後も議論される課題だと思うので、話題作りとして投稿する。

ブコメを読んで追記)私は抗議したと言われれば晒されても文句はありません。画像で明示しながら、「抗議も批判もしていません」は違うと思います。

(追記)id:torin氏に指摘され引用を追加しました。

(追記:2014-02-28 12:57)
WHOのガイドラインを読めという指摘が多いので追記する。
私はエントリーを書く前から知っていたし、公開前に確認しているし、関連する意見についても目を通している。

どうやら自殺についての言及を批判する人たちというのは、WHOの自殺報道ガイドラインを守って、自殺については個人ブログやSNSで書くべきではないと考えているようだ。
目につくところでやらず、人目につかないところでやれと言いたいのだろう。

オタクに関連する言論では、あれほど表現の自由や実際の被害について語っていたはずのネットワーカーが、自殺や自傷という自分が興味のない分野に対しては無関心でファッショ的であることに驚いた。
私だって自分のブログによって人が死んだら動揺する。
しかし自殺のことを書いた個人ブログがウェルテル効果で人を殺すというのは本当なのだろうか?
それは18禁コミック規制のときに、犯罪を助長するというお題目とよく似ている。