『禿田禿蔵 by Hagex』連作シリーズ第8話「東池袋のほっこりブログ」
今日、「Hagex-day info」に禿田禿蔵シリーズの最新話が公開された。
今回は「はてなブログ」と「まどか☆マギカ」をモチーフにしているため、ブコメでは早速、まどマギ大喜利状態に突入している。
はてなブックマーク - 僕と契約して「はてなブロガー」になってよ - Hagex-day info
http://b.hatena.ne.jp/entry/hagex.hatenadiary.jp/entry/2013/12/09/072614
americanboss
「昨日のエントリーがホットエントリー入りしてアクセス大爆発! 体が軽い……こんな幸せな気持ちでブログを書くなんて初めて。もう、なにも怖くない。」 はてな村の魔女「がぶり」feita
私の戦場はここじゃない(アカウントを消し別ブログ設立)/繰り返す私は何度でも繰り返す。PV…たった一人の私の友達。あなたのためなら、私は永遠の迷路に閉じこめられても構わない/伸びない…何度やっても(絶望)sisya
グリーフシードの無いはてなブログの世界は、一方的にソウルジェムがにごるだけなのね。You-me
で、「私、すべてのはてなブロガーを救いたい」とか言い出しちゃうピンク髪のはてな女子はどこですかuturi
誰かで炎上した分、また誰かから叩かれる……あたしってホントバカ。→そして増田へchuunenh
次回、ハゲ子キュゥべえと契約「BANも炎上もあるんだよ」cider_kondo
「ボヤいたって仕方ないわ。さあ、行くわよ。...炎上とネガコメばかりを繰り返す、救いようのない村だけれど、だとしてもここは、かつてあの子が守ろうとした場所。決して忘れたりはしない。だから私は、戦い続ける」
ところで、Hagex氏がフィクションを投稿するのは、これが始めてではない。
ブログには親切にも「東池袋」カテゴリーがあるのだが、残念ながら過去の投稿をまとめて読むことができない。(追記:超充実しました)
以下にまとめておく。
『禿田禿蔵 by Hagex』(上が最新)
僕と契約して「はてなブロガー」になってよ - Hagex-day info
オレはプロブロガーになる - Hagex-day info (追加)
秒速でスパマーになってしまう 与沢翼の『秒速で1億円稼ぐ条件』 - Hagex-day info
安藤美冬の「サバイバルキット」がやってきた - Hagex-day info (追加)
安藤美冬のサバイバルキットで生き抜きます - Hagex-day info
コピペ職人禿田禿蔵 - Hagex-day info
ノマドワーカー禿田禿蔵(後編) - Hagex-day info
ノマドワーカー禿田禿蔵(前編) - Hagex-day info
さらに小説カテゴリーにもう一つフィクションのエントリーがある。禿田禿蔵ではなくハゲ丸社長が登場する。
iPhone 5 狂想曲 - Hagex-day info
ちなみに、漫画『つるピカハゲ丸』に出てくるハゲ丸の父親が「ハゲ田ハゲ蔵」だが、主人公の禿田禿蔵と関係があるかどうかは不明。
なぜこれほど禿げたキャラクターにこだわりがあるのだろうか。
トピシュ氏はtumblrブログ時代に、「薄毛については本当に気にしている可能性が高い。つまりこの釣り師は禿げている。」とHagex氏を分析しているが、これは半分ネタエントリーなので実際のところはわからない。
元トピ職人の解説など • [コラム]"安藤美冬のサバイバルキットで生き抜き"たい禿げの人はいません。
http://topisyu.tumblr.com/post/41705803110
もっともブックマークを集めた「秒速でスパマーになってしまう 与沢翼の『秒速で1億円稼ぐ条件』 - Hagex-day info」では、ネオヒルズ族として有名な与沢翼氏だけでなく、ノマドワーカーとして有名な安藤美冬氏(ミッフィー)の「安藤美冬のサバイバルキット」をネタにしている。
Hagex氏の書くフィクションは、ノマドワークを啓蒙する論客を揶揄するだけでなく、ネットを取り巻くうさんくさいコンサルティングやニュースサイト、有料メルマガ、ソーシャルメディアを使ったセルフブランディングなど、マネタイズ亡者ともいうべき対象をまとめて主人公に投影している。
しかし主人公である禿田禿蔵は、東池袋の風呂なし四畳半のオケラ荘で暮らす絶望的なまでに将来性のない底辺で、まるでディストピアのような世界を生きている。それはおそらく、つい最近も1か月近く泊まりこみで仕事をしていたHagex氏自身による、ウェブで楽に儲けられるという幻想への皮肉なのだろう(一週間ほど前に会社を退職したという報告があった)。
付け加えておくと、「東池袋の風呂なし四畳半のオケラ荘」という表現や、中国人のよがり声といった書き出しは、2000年代に約8万の配信数を誇ったメールマガジン「サイバッチ」が元ネタである。
読者のみなさん、ありがとうございました。
特に、格安イメクラ1回分にも相当する【プチバッチ!】年間購読料5800円を支払い続けてくださった読者のみなさん、本当にありがとうございました。
みなさんがいらっしゃらなければ、俺など、とっくの昔に、薄汚い東池袋の三国人アパートで隣部屋で、昼間から獣ようなよがり声をあげながらセックスをしいた朝鮮人夫妻にバカにされながら野垂れ死にしていに違いありません。
最終号まで総力をあげ配信し続けることでご恩返しをしたいと思います。
ググってみたところ、パン工場ネタは2006年にも見つかった。学生時代に山パンでアルバイトでもしていたのだろうか?
今日も今日とて山埼製パン高井戸工場に夜勤のアルバイト。あんドーナツ班副班長として、ベルトコンベアーに流れてくるドーナツにひたすら粉砂糖をかける日々。
休憩30分、実働8時30分。夜勤明けの眩しい朝日を見ながら自宅に帰る。
汚い四畳半で風呂も無く、さんまの蒲焼の缶詰を肴に、安い合成酒(鬼殺し)を飲みながら寝るのが私の一日。
夢も無い、希望も無い、安い賃金(日給8500円だ)をもらい、ただただ安酒で酩酊するのが唯一の楽しみ…
そんな私に希望の光をもたらしてくれた… そのエンジェルは…
(追記:Twitterで教えていただいた)
2007年現在の職業は自称 鳥の調教師、山崎パン高井戸工場(サンドイッチ班・班長、ピクルス担当)勤務であり、そこのアメリカンフットボール部ではキャプテンでクォーターバックを務める[8]。休憩時間には欠かさず、アムウェイの勧誘活動をしている。
また、禿田禿蔵はときどきブログ内に登場している。
Twitter上で議論や言いあいになった際のゴールは『相手をやりこめる』ことではない。相手を説得する、ギャラリーに自分の意見を知ってもらい受け入れてもらうことだ
禿田禿蔵著 『週末アルファブロガーZ 〜終わりなきヲチ革命〜』(2323書房刊)より
「ネットウォッチャーはタフでなければ生きていけない。やさしくなければウォッチする資格がない」
(『禿田禿蔵のヲチ格言集』より)
(追記)
東池袋カテゴリーが充実し、印刷工バージョンが発掘された。内容は発言小町のアクセス拒否を逃れるためのプロクシの使い方。2006年らしい(笑)
ボキはしがない印刷工。毎日インクまみれになりながら、つんざくような音を出す機械の前で格闘しております。しかし勤め先が零細企業のためかボキが無能なのかは不明だが、朝8時から夜の9時までミッチリ働いても月給たったの15万8000円(しかも額面)。家賃や光熱費、食費を払えばあっと吹き飛ぶ超薄給。当然彼女もできませんし、風俗…すらいけません。
唯一の楽しみは、東池袋のボロアパートでワンカップ大関を飲みながらのネットウォッチ。フランス在住で子供の写真をバシバシだすアホな主婦のブログや発言小町を読んで「うけけけけ」と高笑い。お金がかからないインターネットはまさに貧乏人の友。